ダウンライトとは?メリット・デメリットや注意点とは?

ダウンライトは、住宅によく使用されるポピュラーな照明です。
スタイリッシュでおしゃれな空間を演出できるので、新築に取り入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかしダウンライトは、一度設置したら簡単に移動させることができません。後悔しないためには、設置場所や数をしっかりと考えることが大切です。そこで今回は「新築のダウンライトで後悔したくない!」という方のために、ダウンライトのメリットやデメリット、後悔しないためのポイントについて解説します。
ダウンライトとは
シーリングライトとの違いは、天井に埋め込むor埋め込まない
ダウンライトは天井に穴を開けて埋め込むタイプの照明で、シーリングライトのように出っ張ることがなく、天井をすっきりとした印象にすることができます。
天井に埋め込むように設置するため、光源が隠れ、まぶしさも軽減できます。照明の存在感を抑えられるのはダウンライトのメリットです。また、比較的安価で、一般的なものであれば1つ1万円以下でもそろえることができます。
ダウンライトの種類
一口に「ダウンライト」と言っても、一体型や交換型などの種類があります。
・一体型:照明器具と電球が一体になったタイプ。
LED電球を採用しているものが多く長持ちするが、切れた際は照明器具ごと交換する必要がある。
・交換型:照明器具と電球が別々になったタイプ。
電球が切れた時は自分で交換できる。
またダウンライトには、角度調整ができるものとできないものがあります。
スポットを当てたい部分には角度調整できるタイプ、満遍なく照らしたい場合は角度調節できないタイプなど、用途によって使い分けるといいでしょう。
ダウンライトの大きさ
ダウンライトの大きさは、埋め込む穴の大きさ「Φ(ファイ)」によって異なります。
「Φ(ファイ)」は埋込穴の直径を表しており、例えばΦ100は直径100mmのダウンライトという意味です。
サイズが小さいほど局所的に、大きいほど広範囲を照らすことができるので、用途や設置場所に合わせて選ぶといいでしょう。

ダウンライトのメリット
メリット1:天井をすっきりとした印象にできる
天井に穴を開けて照明器具を埋め込むため、器具自体の存在感が抑えられ、天井をすっきりとした印象にできます。天井がすっきりすると、お部屋を広く感じさせる効果も期待できます。
メリット2:まぶしさを軽減できる
天井に照明器具が埋め込まれていることで、光源となるランプは隠れます。そのため、他のタイプの照明器具よりも、ランプによるまぶしさを軽減できます。
メリット3:お掃除がラク
天井から出っ張っているシーリングライトやペンダントライトと比べると、器具にホコリが溜まらず汚れもつきにくいため、お掃除がラクです。
メリット4:狙ったところを効果的に照らせる
光源の角度を変えられる器具タイプを選べば、狙ったところを効果的に照らすことができます。スポットライトのように照明器具が目立たないので、より光が強調されます。
メリット5:器具の価格が比較的安い
器具タイプにもよりますが、ペンダントなどの照明器具と比べると比較的価格が安い製品が多いです。一般的なダウンライトであれば、1つ1万円以下でも販売されています。
ダウンライトのデメリット
デメリット1.模様替えがしにくい
ダウンライトは一度設置したら気軽に移動することができないため、場合によっては模様替えがしにくくなってしまいます。
例えばダイニングをスポット的に照らすように設けている場合は、ダイニングテーブルを移動することで、照明が当たらなくなってしまう可能性が出てくるでしょう。
デメリット2.費用がかかる
ダウンライトを採用するためには、天井に穴を開ける工事が必要になり、初期費用がかかります。
ダウンライト自体はそこまで高価ではありませんが、複数取り付けることを考えるとその分の購入費用もかかるでしょう。
照明器具と電球が一体型になったダウンライトは、交換の際に業者に依頼する必要があるため交換費用も発生します。
デメリット3.一体型は交換に手間がかかる
一体型のダウンライトは、交換に手間がかかることもデメリットのひとつ。
LED電球の場合の交換頻度は約10年と頻繁ではありませんが、たくさん設置すると電球が切れるたびに業者を呼ばなくてはなりません。
もちろんまとめて交換するためにいくつか電球が切れるのを待つのもいいですが、一時期は暗い空間になってしまうでしょう。
ダウンライトのよくある後悔例と後悔しないためのポイント
後悔例1.ベッドの真上にダウンライトがあって眩しい
ダウンライトの後悔でよく聞かれるのが、眩しさが気になること。
例えばソファやベッドに寝転がった時、真上にダウンライトがあると、眩しくてくつろぐことができません。
寝室やリビングにダウンライトを採用する時は、あらかじめ寝転がる位置を想定し、目線の真上にダウンライトがこないように配置しましょう。
気軽に模様替えを楽しみたい方には、光の当たる角度を調整できるタイプのダウンライトがおすすめ。
ソファやベッドを配置した後に、眩しさを感じにくいよう微調整することができます。
後悔例2.暗い場所ができてしまった
壁に埋め込まれたダウンライトは、どうしても明かりを照らす範囲が狭くなりがち。
そのため実際に暮らしてみると、ダウンライトから少し離れた場所は思ったより暗く感じてしまうかもしれません。
ダウンライトは、天井に均等に配置するか、集中して配置するかで明るさの感じ方が異なります。
・均等配置:天井に均等に配置する。部屋全体が明るくなる。
・集中配置:天井の1箇所に集中的に配置する。空間にメリハリがつく。
全体を明るく照らしたい部屋には「均等配置」、光を当ててフォーカスしたい場所には「集中配置」など、シチュエーションにあった配置場所を考えてみましょう。
後悔例3.色がシーンに合っていなかった
一口に「ダウンライト」と言っても、昼光色・昼白色・温白色・電球色など様々な電球の色があります。
・昼光色:やや青みがかった白。細かい部分までよく見える。書斎や子供部屋におすすめ。
・昼白色:太陽の光に近い白。リビングやキッチンにおすすめ。
・温白色:ややオレンジがかった白。ダイニングやリビング、寝室におすすめ。
・電球色:オレンジ系の色。暖かみのある空間になる。リビングや寝室におすすめ。
例えば、寝るだけの寝室に昼光色のダウンライトを設置すると、眩しくて落ち着かない空間になってしまいます。
また書斎や子供部屋に電球色のダウンライトを設置すると、仕事や勉強の際に明るさが足りなかったと後悔することになるかもしれません。
後悔しないためには、お部屋の用途に合った電球の色を選ぶことが大切です。
シーンに合わせて色や明るさを使い分けたい方には、調光機能付きのダウンライトもおすすめです。
ダウンライトは自分で交換できる?交換費用は?
ダウンライトには、光源が切れたときに照明器具ごと交換する電球固定型と、LEDなどのランプのみを交換する電球交換型があります。
電球固定型
電球固定型は、照明器具とランプが一体となっているタイプのことです。ランプが切れてしまった場合、ランプだけでなく照明器具ごと交換する必要があります。
照明器具の交換は専門の電気工事会社に依頼する必要があるため、交換を自分でできる電球交換型よりも、そのためのコスト(5000円~1万円程度※)がかかります。一方、照明器具の価格は、電球交換型よりも安い商品が多いです。
※施工費(出張費・取り替えた照明の廃棄費用含む)のみで、新しい照明器具の費用は含まず
電球交換型
電球交換型は、照明器具とランプが別々になっているタイプのことで、ランプが切れてしまった場合、自分で交換することが可能です。自分で交換できるため、交換費用はランプ代(1000円~5000円)のみとなり、器具交換が必要な電球固定型よりも安く済みます。ただし、照明器具の価格は、電球固定型よりも高いケースが多いようです。
まとめ
天井に埋め込むタイプのダウンライトは、部屋をスタイリッシュでおしゃれに見せてくれます。
しかし一度設置すると簡単に移動できないので、どこに家具を置くかなどを考えて、設置場所を決めるようにしましょう。
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