ペットと一緒に快適に暮らすための家作りとは?
念願のマイホームを建てる際の叶えたい夢の1つにあげられるのが、ペットと暮らすこと。そんな大切な家族の一員であるペットたちと楽しく快適に暮らせる家作りについてご紹介!
ペットとの暮らしで困ること
・ニオイ
どれだけ気をつけていても、動物特有のニオイは防ぎにくいもの。トイレ周りはもちろん、カーテンなどの布製品にも付着してしまいがち。
・室内の温度や湿度
夏は熱中症、冬は暖房器具でやけどをしてしまうなどのトラブルが。また、湿度管理を怠ると、フケや脱毛、ダニの繁殖などが起こりやすい状態に。
・お出かけ時の留守番
共働き世帯が多くなった今、ペットたちも留守番をすることが増加傾向に。ひとりぼっちで長時間いると、ストレスを感じてしまう場合が。
・床や壁、家具などのキズ
一番キズつきがちなのがフローリング。また、猫は壁や家具など、傷つけてほしくない場所で爪研ぎをしてしまうこともあるため注意が必要に。
室内でペットを飼う際には様々なトラブルが起きると考えられます。動物の習性や行動の理解はもちろん住まいを工夫することも必要になってきます。
ペットに優しい住まいとは?
人にもペットにも優しい快適な住まいについて考えてみましょう。
ペットと安全に暮らせる住まいの性能について
・高断熱、高気密
高断熱&高気密を採用した注文住宅なら、ペットにとって快適な20℃前後の室温を保ちやすく、家中の温度差が少ないため、人もペットもずっと快適。年間の光熱費もおトクに。
・換気システム、内装材
注文住宅に搭載されていることが多い換気システムで、ペット臭や湿度をしっかりコントロール。さらに、ニオイや湿気を吸収する機能性壁紙などの内装材を利用するとより効果的に。
・サッシ、ドア
ペットを飼っていると気になるのが鳴き声などの騒音。音漏れしやすい開口部には、複層ガラスなど遮音性の高いサッシやドアを採用すると、音漏れが軽減できるため安心。
・フローリング
硬く滑りやすいフローリングは、ペットの足に負担がかかったり、ケガの一因となることも。そんな心配をしなくていいように、飼っているペットに合わせた素材の床材を選ぶことが大切に。
ペットのために取り入れたい間取り、機能編
・トイレスペース
トイレはいつでも清潔さが保てるよう、床や壁に防水加工のものを使用して掃除しやすくしたり、消臭機能のある機器を設置するとベター。また落ち着けるよう、囲われた場所を選ぶのも◎。
・仕切りの少ないリビング
リビングなどの室内は自由に歩き回れるように、仕切りが少ない広々とした空間づくりが理想的。とはいえ、危険なものが多いキッチンには入らないよう、収納しやすいゲートなどを設置するのが◎。
・スムーズな専用動線
玄関からシューズクロークへなど、犬専用の動線を確保し、リードやお散歩グッズを置いておけるスペースがあると便利。また、水栓やシンクなどを設置することで、散歩後のスムーズさがよりUP。
・ウッドデッキ、ドッグラン
外が大好きな犬には、どんなときも外で遊べる環境をつくってあげたいもの。リビングから直接出られるウッドデッキや、庭や屋上を利用したドッグランがあれば、リードをつけなくてもOKに。
・ペットドア
好きなときに行きたい場所へ移動できるよう、室内の壁や扉にくぐり戸や室内ドアを設置しておくと安心。ペットにとってはストレスがなくなり、扉を開けっ放しにすることがなくなるため、人も快適に。
知っておきたい3つのポイント
1.床や壁のキズ対策
ピカピカの新築なのに、「ペットの爪とぎや噛みつきで、すぐに家がボロボロになっちゃった……」なんてことが起きたら悲しいですよね?大切なのは、ペットの特徴や習性を念頭に置いた対策をとること。そうすれば、必ずペットと快適に日々を過ごすことができます。
まずはじめに、床や壁の傷対策を見ていきましょう。
床材選びで大切にしたいポイントは下記の3つ。
・滑りにくい
・キズがつきにくい
・掃除のしやすさ
滑りにくいということは、ペットの腰や足に負担がかかりにくいということ。犬や猫は家のなかを歩き回る習性があるため、安心して移動できる環境を整えてあげることが大事です。
また、「掃除がしやすいかどうか」という観点も見逃せないところ。ペットが粗相した場合に取り除きやすくなるだけでなく、お子さんが食べ物や飲み物をこぼされたときにも、サッと拭き取ることができるメリットがあります。
床に傷をつけにくい床材でおすすめなのがクッションフロアやコルクマットです。クッション材の床は塩化ビニール素材で作られているため、水をはじくものも多いことから、お掃除するのにとっても便利。
2.ニオイ対策
室内でワンちゃんやネコちゃんを飼っている方は、日中留守にしていて帰ったときに「なんだかニオイがこもってる……」と感じた経験はありませんか? 留守中にペットが排泄していたりすると、どうしても時間が経ってからの処理になるため、ある程度は仕方ないことです。
しかし、新居への帰宅はできるだけ気持ちが良いものにしたいところ。
そのため、新居でペットを飼う際に忘れてはならないのがニオイ対策です!
ペットの「体臭・食べこぼし・排泄にともなうニオイ」を防ぐためには、トイレグッズの活用やペット用品のこまめな洗濯はもちろんのこと、消臭機能のある建材や設備の活用が効果的。
・消臭クロス
傷や汚れがつきにくい壁紙に並んで人気があるのが、消臭機能のある壁紙です。光触媒反応により、悪臭を半永久的に消臭してくれる『光触媒壁紙』が人気となっています。
・24時間換気システム
こもったニオイを逃すためには、換気システムの導入が有効。新鮮な空気を室内に取り込み、空気の循環を促すことで、嫌なニオイを外気に追いやることができるからです。現在は新築住宅には必ず24時間換気システムを設置するよう義務づけられているため、これから新築を建てられる方は特別にオプションをつける必要はありません。
そこで、消臭のため第一に考えるべきなのは「どこにペットのトイレを設置するか」ということ。空気の流れをうまく利用することでより効果的な消臭効果が生まれるからです。新築にペットと住むことがあらかじめ決まっている方は、「トイレスペース」についてメーカーや工務店さんに相談してみると良いでしょう。
3.防音対策
意外と見落としがちなのが、戸建て住宅のペットの騒音対策です。
家族にとっては気にならない大きさの音でも、ご近所にとっては「騒音」になりかねません。そのため、ペットの鳴き声によるご近所トラブルを防ぐためには、事前に対策を練っておくことが大切です。
よくある対策には、「夜は窓を開けない・防音カーテンや防音材を設置する」といった方法が挙げられます。
まとめ
人間にとって住みやすい家というのが、必ずしも犬や猫にとって暮らしやすい家というわけではありません。
「ペットは家族」と口では言うものの、実際に「ペットと一緒に暮らす」ということを考えた家づくりをしている方は少ないのでは?まずは、人と犬は生活環境として求めるものが全く異なるということを理解して、「ペットにとって必要なものは何か?」「危険はないか?」という視点を持って、お家作りを考えてみてはいかがでしょうか。
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